フリーレントとはどのような物件?

近年、賃貸住宅の情報サイトなどで「フリーレント」という言葉がよく見受けられるようになってきました。直訳すれば、フリー(無料)でレント(借りる)という意味になり、借主にとってお得なイメージがありますが、本当のところはどうなのでしょうか。フリーレントの中身と留意事項などをまとめ、はたしてお得かどうかを考えてみましょう。東京や名古屋のデザイナーズマンションに関しては、フリー連とはあまりありません。

フリーレントとはどのような物件か

フリーレント物件とは”一定期間に限り家賃が無料になる物件”を指します。多くのケースは入居時から1~3ヵ月程度無料になり、物件によっては6ヵ月無料というものもあります。貸主にとって空き室はできるだけ避けたいところですが、かと言ってむやみに賃料を下げる訳にもいきません。というのも賃料を下げて募集すれば、それまで住んでいた他の居住者から「自分たちの家賃も同額に下げてほしい」というクレームが付けられる可能性があるからです。一方、借主側から見れば、フリーレントは家賃が無料になった分だけ引越時のコストが安く済むというメリットがあります。このように貸主と借主の両者にメリットがあることから、昨今フリーレント物件が急速に全国で広まっているのです。

フリーレントの実際のところ

それでは実際にどの程度安くて済むのかチェックしてみましょう。例えば1ヵ月の家賃が10万円で、2年契約の物件が2ヵ月間フリーレントとなった場合を比較してみます。通常物件であれば10万円×24月=2年間で240万円となります。フリーレントの場合は10万円×22月=220万円です。1ヵ月あたりで見ると通常契約が10万円なのに対して、フリーレントでは約9万1,600円で、月々約8,400円安くなるのと同じ効果があります。

フリーレントの注意点

しかしこれについては、あくまで家賃のみを考えた場合のお買い得感です。フリーレントであっても金額上の家賃はあくまで10万円ですから、それに準じて敷金、礼金、仲介手数料、更新料などの費用がかかり、さらに管理費や共益費などがかかる場合もあります。また、無料期間終了とともに引越すということは当然できません。フリーレント物件の契約では、一定期間内に解約した場合の”違約金の支払い”や”フリーレント期間相当分の賃料支払い”といった条項が設けられているのが普通です。したがって入居後に転勤などで急な引越しをするとなると、かえって高くついてしまうケースもありうるのです。フリーレント物件がお得かどうかは、あなた自身のニーズやスケジュールなどをよく見定めてから判断するようにしようでしょう。